[Intro] 空の月は 石ではない 金属の眼が 雲を削る 眠る者にも 夢にも触れ 罪のない顔を 記録する [Verse 1] 塔の階段は 風で鳴った 赤い雲まで 鉄が伸びる 俺たちは胸に 花びらを隠し 衛星の喉へ コードを刺した 下では街が 光を落とし 窓ひとつずつ 闇に沈む 初めて誰もが 空を見上げた 監視の月に 傷が走った [Pre-Chorus] 「今だ」と誰かが 息で言う 指が震えても 戻れない 刀の中の 古い声が 高い塔で 雷になる [Chorus] 衛星月よ 目を閉じろ 人の涙を 数えるな 衛星月よ 落ちてこい この街の空を 返せ 衛星月よ 赤く割れろ 黒い将軍の 冠を照らせ 衛星月よ 聞こえるか 俺たちは見られるだけじゃない [Verse 2] 画面の海に 将軍が映る 兜の奥の 赤い眼 「秩序を壊す者は敵」 その声だけで 塔が震えた 仲間の端末が 次々燃える 指の皮膚まで 光が裂く それでも少女が 母の名を打つ 消された声が 空へ流れる [Pre-Chorus] 「今だ」と街が 低く言う 駅も橋も 雨も言う 刀の中の 古い声が 高い塔で 太鼓になる [Chorus] 衛星月よ 目を閉じろ 人の涙を 数えるな 衛星月よ 落ちてこい この街の空を 返せ 衛星月よ 赤く割れろ 黒い将軍の 冠を照らせ 衛星月よ 聞こえるか 俺たちは見られるだけじゃない [Choir Break] 空を返せ 名を返せ 夢を返せ 声を返せ 月よ閉じろ 塔よ鳴れ 街よ起きろ 刃よ飛べ [Guitar Solo] 雷が塔を 縦に走る 雲の裏側で 金属が泣く 刀の切先 空へ向け 赤い月面に 傷を刻む [Breakdown] 警告 警告 全市封鎖 服従 沈黙 即時処刑 否 否 否 空は売らない [Build-up] 一秒だけ 月が閉じた 一秒だけ 街が自由になった その短い闇に 人々は見た 互いの顔を 初めて見た [Final Chorus] 衛星月よ 目を閉じろ 人の涙を 数えるな 衛星月よ 落ちてこい この街の空を 返せ 衛星月よ 赤く割れろ 黒い将軍の 心を照らせ 衛星月よ 覚えておけ 俺たちは見られるだけじゃない [Outro] 塔の上から 火花が降る 月はまた開く だが傷を持つ ネオン将軍が 静かに立った その胸の赤が 怒りで鳴った